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「中田よ落合になれ」梨田監督指令に本人キョト~ン「打撃見たことない」…日本ハム
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日本ハムの梨田昌孝監督(57)が売り出し中の中田翔内野手(21)に「落合流広角打法」の習得を厳命した。24日の楽天戦が行われるのは、ちょうど指揮官の同級生で親交のある中日・落合監督の生まれ故郷の秋田。3冠王を3度獲得した強打者ゆかりの地から、中田のさらなる進化と爆発が始まる…かもしれない。
初アーチからあっという間に9本塁打。しかし、右翼への一発が一本もない大砲候補に、指揮官は注文をつけた。「落合のようにどこでも本塁打が打てれば攻めようがなくなる。まだ壁はあるだろうけど、右方向に打てれば投手の攻め方も変わってくるし、広角に打てるに越したことはない」。逆方向への芸術的アーチといえば、落合のオレ流神主打法。中田がその技術を習得できれば、パワーはあるだけに、さらに本塁打を量産できるはずだ。
飛躍へのヒントは落合にあり。それを伝え聞いた中田は、キョトン。落合の現役時代の印象を問われると「イメージは…ないです。打撃、見たことはないです」とあっさり。落合は98年に日本ハムで現役を引退しており、中田にとっては偉大なる先輩にも当たる。ただ、当時の中田はまだ9歳。3冠王を取った時代には、この世に生まれてさえもいなかっただけに「中日の監督ですよね。あいさつしたことはあります」という程度で、ピンとこない反応を見せた。
しかし、右方向への本塁打が打てるようになれば、レギュラー定着どころか、近い将来にタイトルも狙える。「右に大きな当たりを打てるのがスラッガー。自分はまだ一本も打っていない。監督の言っているような打者になりたい」と中田も鼻息を荒くした。
チームは首位・西武を3タテし、4位ながら5・5差。3位・ロッテとも2・5差だけに、球団では「あきらめる理由はない」と題した追い上げキャンペーンを開催。参加した中田は「立ちたい舞台がある」とボードに記した。「去年は優勝2日前に2軍に落ちてしまった。だから今年は1軍にいて優勝したい」と前を見た。若き21歳の大砲が落合のような打撃を見せれば、大逆転Vも見えてくる。
◆落合の現役時代 1978年ドラフト3位でロッテに入団。柔らかく強いリストを生かした独特の神主打法で、3年目の81年に初めての首位打者を獲得。以後、82、85、86年と3度の3冠王。首位打者、本塁打王、打点王通算各5回獲得した。右方向へ流し打ちながら本塁打を量産する技術は超一流だった。