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カメルーン戦前日 岡田武史監督、長谷部誠会見 W杯南アフリカ大会・グループリーグ

内容:
■岡田監督「やるべきことはやった」

記者会見でカメルーン戦の抱負を語るサッカー日本代表の岡田監督=13日、ブルームフォンテーン 【共同】
岡田 明日はいよいよ初戦のカメルーン戦ということで。非常に大切な試合だと思っています。その試合をここブルームフォンテーンの素晴らしいスタジアム、素晴らしいピッチで、おそらく明日も素晴らしい天気になると思いますが、そんな中で(試合が)できることを幸せに感じています。
 われわれはやるべきことはやったので、明日、ピッチの上で選手たちが持てる力すべてを出し切れるようにさせてやりたいと。そうすれば、必ず結果はついてくると思っています。

長谷部 僕たちは準備期間で、なかなかいい結果を出せなかったですけれど、コンディション的にはいい状態ですし、チームの雰囲気もすごくいいので、明日の初戦は絶対に勝ちにいきたいと思います。

――2年半前から準備してきて、今の心境は?(原田公樹/フリーランス)

岡田 2年半前に(代表チームを)預かってからワールドカップ(W杯)を目指してやってきて、その中でチームというのは核になる選手の調子が良かったり悪かったり、またはけが人が出たり、いろんなことがある中で、結局その場その場を調整するようなところがあるんですが、今回、不思議といい感じのコンディションでチームを組めてきているので、非常に喜んでいます。
 そういう意味で、やるべきことはやってきたので、特にものすごく興奮しているわけではないですし、非常に不安に思っているわけでもない。もちろん、一種の緊張感は当然あります。しかし明日の試合、こんなに素晴らしいところでやらせてくれるのだから、本当に選手のすべての力を出させてあげたい、最高の試合にしたいという気持ちです。

――初戦は重要な試合ということで、選手が消極的になる部分もあると思うが、攻撃に対する意識付けはどうか?

岡田 消極的な、というのは好守にわたって、ということですか? まあそれは長谷部に聞いてもらったらいいかもしれないですけど、わたしなりに選手が自分の力を出せるようにもっていきたい。それはミーティングでしかないんですけど、何かしらそういう語り掛けはしたいなと思っています。サッカーですから、守備も攻撃も両方やるのが当然で、カメルーンに対して「守れ(=守備的にいけ)」と言ったことは一度もないですし、いい形で取って攻めるためにとか、パスをつないで取られたらもう一回取り返して攻めようとか、別に攻撃だけでなく守備でも積極的にいくということで、特別何かを考えてはないです。

――長谷部選手、カメルーンは身体能力が高くビッグプレーヤーが多いが(外国人記者)

長谷部 僕たちがやろうとしていることは詳しく言えませんが、カメルーンはエトーを中心に個々の能力が高い選手がそろっているので、いかに組織で戦えるかをやっていきたいと思っています。

――岡田監督、ゴールはどこから出てくるのか? それからエトーへのディフェンスをどう考えるか(外国人記者)

岡田 ゴールというのは、どこのチームもいつも課題だと思いますが、われわれにとっても大きな課題です。今大会を見ていても、セットプレーとカウンターから(の得点)が非常に多い。われわれも、やはりそういう形、または前線で取り返してからの得点、そういうのがあれば取れると思います。
 エトーについてですが、マンマークできる選手ではないと思いますし、エトー以外にもエマナやウェボなどのタレントが多いですが、エトーに関しては彼の特徴をインフォメーションして、やはり中心選手なので(ディフェンスは)1人だけでなく、何人かで押さえられればと思っています。

――スイス合宿からメンバーの入れ替えなどをやっていたが、準備は間に合ったと考えているか?

岡田 間に合ったかどうかというのは、僕は常に間に合ったと思っているんですけど。先ほど言いましたように、ここに来てコンディションが上がってきたこともあるんでしょうが、チームは非常にいい状態に来たという手ごたえを感じていますので、そういう意味では間に合ったと思っています。

――去年のオランダ戦の前に、心境を聞かれて「釣れれば釣れり 釣れなければ釣れないでまたいい 春うらら」と川柳で答えていたが、明日の試合に向けて一句詠むならば?

岡田 僕は川柳のプロではないのでいきなり言われても無理なんで(苦笑)。そんなこと言いましたっけ、オランダ戦の前に。それ、何かの本で読んだんですよ、その時に。今回は本を読む暇がなかったんで、申し訳ないですけど。

――明日、試合が始まる前に、12年前のように送る言葉というものを考えているか? それから何本かメガネを持ってきていると思うが、明日は何色のフレームのメガネを選ぶのか?

岡田 12年前と同じ言葉を掛けることはないと思いますが、特別なことを話そうとは思っていないです。選手たちが過緊張というか、力を出せないような状態にならないように、手助けができるような言葉掛けをしたいと思います。メガネは、いちおう契約上これにしてくれというメガネを、ブルーだったと思いますけど、するつもりです。
■岡田監督「勝てるとするならば、1-0か2-1」
――ルグエン監督の印象は(外国人記者)

岡田 ルグエンさんのことはあまり知らないんですが、リヨンで何連覇かされたか、またはリヨンを強くする基礎を作った方と聞いていて、非常に優秀な方だと聞いています。わたしにはそれくらいの知識しかないのですが、カメルーンを非常によくまとめているんじゃないかなと思っています。

――ベースキャンプを高地に置いているチームもあるが、ジョージは最適であると考えるか(オランダ人記者)

岡田 ジョージは(標高の)Cレベルですが、わたしたちはその前に1800メートルのところで10日間キャンプしています。高地でトレーニングすると疲労が抜けないというデメリットがありますが、そういうのは何メートルでベースキャンプを組むかではなくて、トータルで考えて、どういう準備をするかと。われわれは高地順化して、かなり疲れがたまったんですが、低地に来て疲労が取れてきて、かつ日ごろ血中酸素濃度などの高地循環の測定をしているんですが、順調にできていると。低地でこの前も2回、低酸素ボンベで順化の持続をしていますので、ジョージで高地順化に問題はあるとは思っていないです。

――食べ物のアレンジについて、日本食をたくさん持ち込んでいるのか? また、寿司などを食べているのか、それとも南アフリカの食材を使っているのか?(外国人記者)

岡田 日本の伝統的な食材を持ってきて、コックも連れてきています。ただ、寿司のような生ものは基本的に食べないです。当然、それは一部であって、80%は南アフリカの食材での料理になっています。

――2人に。勝てない試合の中で、特に先制点を取られて追いつけないケースが続いているが、どう試合を運べればいいと考えるか

岡田 それは、先制点を取って追加点を取れれば理想的だと思っています。しかしわれわれがカメルーンに勝てるとするならば、1-0か2-1と想定しているので、前半終わって0-0、0-1ならば問題ないと思っていますし、選手にもそう伝えていますので、おそらく長谷部も一緒だと思います。

長谷部 はい、一緒で(笑)。

――大会が始まって3日目だが、ジャッジとかプレースタイルとかで気付いて、選手に伝えたことはあるか?

岡田 1つは、FIFA(国際サッカー連盟)のレフェリーがわれわれにレクチャーしてくれたんですが、FKの壁で手に当たるとレッドカードになると。ボールを遅らせるようなこともイエローが出ると。その通りやっているなと。それは選手もレクチャーを受けています。
 ただ、試合を見ていて、非常に(足元が)滑っている選手が多いと感じていまして。今日も選手に「スパイクをチェックするように」と。ウオーミングアップの後に水をまくということなので、そういうことも考慮してほしいと伝えました。

<了>


配信元: Yahoo!ニュース (2010/6/14 1:55)